【レビュー】ahamo版「Xperia 1 ii」はコスパ最強かつデザイン最高の神端末

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あと数ヶ月で「Xperia 1 iii」が発売されるこのタイミングであえて「Xperia 1 ii」を購入しました。

Sony Xperia 1 ii (ソニー エクスペリア ワン マークツー)

洗練された背面デザインが格好良い。

スマホが大好きなのでいろいろと語りたいのですが、まずは今回購入した「Xperia 1 ii」の特徴やおすすめポイントをまとめておきたいと思います。

直線的で美しく洗練されたデザイン

一番の特徴はやはりその外観で、他のスマートフォンを圧倒するほど無駄のない機能的なデザインを誇っています。縦一列に配置されたトリプルレンズは非常に良いバランスで野暮ったさやゴツい印象を一切与えません。

有機ELディスプレイが採用された前面は、あえてノッチを設けずにベゼルを広めに取るデザインを採用しています。主流になりつつあるノッチやパンチホールでないので真新しさはありませんが、スッキリとしていて個人的にはかなり好印象です。

ディスプレイ自体がかなり細長く設計されていることもあり、画面端に配置されたベゼルが気になりにくいデザインになっていることも大きいように思います。

必要十分なスペックと高いコストパフォーマンス

スペック的には2021年に発売されたハイエンド機には及びませんが、約一年前に発売されたとは思えない十分なスペックを誇っており、ほとんどのひとにとっては必要十分なスペックかと思います。

ちなみにぼくはスマホをかなりヘビーユースするタイプですが、このレベルのスペックを備えた機種で困ったことはありません。最新のゲームで高いグラフィック性能を要求するものなどをプレイする場合には支障が出るかもしれませんが、ぼくがプレイしているゲームでは特に問題なく動作しています。

多くの方がされるであろう動画視聴やブラウジング、SNSの操作に関しては、必要十分どころか快適な動作を保証できます。

約一年が経過しているとはいえハイエンドクラスには違いなく、値下がりした今こそ買い時なのではないでしょうか?

「Xperia 1 ii」はこんなひとにおすすめ!

最近省かれがちなイヤホンジャックが採用されているのも嬉しい。

ぼくはSonyやXperiaが大好きなので、かなりのバイアスがかかった見方をしている自覚があります。

多少のデメリットやクセの強さをむしろ魅力に感じてしまう節があるので、そのあたりはできる限り客観的な視点でレビューするよう心がけてはいますが、いかんせん一番好きなブランドなのでご理解ください。

さて、今回レビューする「Xperia 1 ii」の具体的な特徴は後述するとして、この端末がどんなひとにおすすめできるのか考えてみました。

・ハイエンドクラスのスペックを楽しみたいひと
・スマホにコストパフォーマンスを求めるひと
・SonyブランドやXperiaブランドのコンセプトに共感できるひと

前述したとおり発売から約一年が経過している「Xperia 1 ii」ですが、ハイエンドクラスとして発売された機種であるために未だ業界トップクラスのスペックを誇っている端末です。

2020年後半から2021年前半にかけて発売された10万円を超える価格帯のハイエンドクラスには及びませんが、ahamo版で7万円台、SIMフリー版でも11万円台というコストパフォーマンスは眼を見張るものがあります。

最後に、Sony製品やXperiaシリーズに共通して言えることですが、Sonyのプロダクトには明確なコンセプトが設定されていて、ここに共感できるかどうかで自分との相性を測ることができます。

たとえば、Xperiaのカメラは表現の忠実度を重要視したセッティングがされています。

どういうことかというと、最近のスマホはいわゆる”映え”を重視した写真が撮れるセッティングがされていることがほとんどで、カメラで撮った写真をカメラアプリでゴリゴリに加工する方法が主流です。

Xperiaは”映え”よりもリアルな写真を撮ることを優先しており、カメラアプリでの加工は最低限に抑えているので、多くの人が求めるような”映える”写真を一発で撮るのは難しいのです。

一眼レフで撮ったようなリアルな写真を撮る、撮った写真を自分好みに自分で加工する、というような自由度や手間を楽しめる人にこそXperiaをおすすめできるというわけです。

カメラの設定は一例で、サウンドやディスプレイにもSonyらしいこだわりがあり、それぞれのコンセプトに共感できるのであればぜひSony製品を試してみてほしいと思います。

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名機「Xperia XZ Premium」との別れ

フル装備で愛用してきたXZ Premiumが名残惜しい・・・

充電端子の故障や動作不具合などのトラブルにも負けず、かれこれ3年半以上も愛用してきた「Xperia XZ Premium」でしたが、またしても充電ができなくなって電源が入らなくなってしまいました。

前回の修理からギリギリ三ヶ月以内で保証期間だったこともあり、念のため修理屋さんの「スマホスピタル」さんに持ち込んで相談してみたものの、さすがにこの短期間で再び端子故障が起きたとは考えられず、基板故障によるもの、すなわち端末の寿命と判断されました。

すでに3年以上もの期間、メイン機としてヘビーユースしてきた端末だったこともあり、寿命を迎えてしまっていてもおかしくはありません。

スマホというガジェットは常に持ち歩かれ、休むことなく電源が入り続け、毎日のように充電されるような使い方が珍しくなく、PCなどのその他ガジェットと比べて過酷な使用環境に晒されやすいことは言うまでもありません。

大事に使っていてもたった一年でパフォーマンスの低下が顕著なケースも少なくなく、大抵は二年を迎える頃には実用に耐え得るパフォーマンスではなくなっているのが一般的です。

僕の場合は複数の端末を使い分けていることや、直近の一年はほとんど自宅で過ごしていたこともあって、だましだましとは言え、なんとか実用に耐え得る状態で使用できていましたが、さすがに3年を超えたあたりからはかなり厳しい状態と言わざるを得ませんでした。

Xperiaへの愛着

XZ Premiumに引けを取らないデザインの美しさ。

生粋のXperia好きであるぼくは、これまでにメイン機として購入した端末はすべてXperiaです。

当然今回もXperiaにしたいという気持ちはあったものの、ここ数年のXperiaはデザインやコンセプトが迷走しているように感じられてしまい、積極的な買い替えを考えられずにいました。

これはデジタルガジェット好きなぼくが「Xperia XZ Premium」を三年半も使い続けた理由のひとつでもあります。

特に「Xperia XZ Premium」以降にリリースされた端末で「Xperia 1」までに採用されたデザインはいずれも好みではなく、たとえパフォーマンスやスペックの限界を感じようとも「Xperia XZ Premium」を使い続けるほうがマシだとさえ思っていました。

端末自体をじっくり触る機会もなかったのでもしかしたらお気に召すものもあったかもしれませんが、カタログスペックなどを見ても欲しい機能がなかったり、いまいち魅力を感じられなかったりで、段々と新作を追いかけるモチベーションすら失っていました。

一時期は同じく好きなメーカーであるASUSの「ROG Phone2」や「ROG Phone3」への乗り換えも考えました。もしタイミングが合っていたら本当に乗り換えていたと思います。いまだにほしいです。

でも、ずっと愛用してきたXperiaに対する愛着は計り知れないものがあります。

高校生の頃からはじまってすでに10年を超える付き合いですから、できることならこの先もずっとXperiaを使っていきたいというのが本音でした。

あえて「Xperia 1 ii」を選んだ理由

直線的な処理が施された側面の仕上げがたまらない。

どうしてもXperiaがいいなーと思っていたとき、たまたま立ち寄った家電屋さんで「Xperia 1 iii」のモックに出会いました。

画像だけで見たときにはそれほど魅力を感じていなかった、というか、あまりにもモチベーションが下がりすぎて興味を失っていたのですが、実際に手にとって見ると”あの格好良かったXperia”を再び感じることができました。

一目惚れのような形で「Xperia 1 iii」への買い替えが頭を過ぎったわけですが、ひとつだけ問題がありました。この当時、まだ「Xperia 1 iii」の価格が未定だったのです。

いくらガジェット好きでも予算には限りがあります。昨今は特にスマホ市場の値上がりが激しく、ハイエンド機である「Xperia 1 iii」が高額になることは容易に想像できました。案の定というかなんというか、15万超は高すぎですよね。

そこで目についたのがギリギリ現行世代のハイエンドであり、まもなく一世代前の機種となってしまう「Xperia 1 ii」でした。

このときちょうどahamoへの切り替えを考えていたこともあり、ahamo対象端末に指定されている「Xperia 1 ii」が破格と言っても過言ではないほどの値引きがされていることに気づいたのです。

15万超で最新機種を買うか、7万超で約一年前の機種を買うか。

正直に言うとぼくは常に最新を追いたいタイプで、ほぼほぼ「Xperia 1 iii」に気持ちが傾いていたのですが、ここで決定的な出来事が起こりました。「Xperia 1 iii」の発売延期です。

いますぐ買い替えたいのに7月なんて待ってられるか!ってことで「Xperia 1 ii」に決めました。思い切りがいいのか悪いのか。なにはともあれお買い得な端末には違いないので、子供のようにわくわくしながらオンライン注文しました。

ファーストインプレッションレビュー

docomoと5Gアイコンは不要ですね。キャリアモデルの宿命ですが。

前置きが長くなりました。

まだ購入してから一週間も経っておらず、十分に試せたとは言い難いので、あくまでファーストインプレッションという前提でレビューしていきたいと思います。

簡潔にメリット3つとデメリット2つにまとめたので、ぜひ参考にしてください。

メリット1.外観が格好良い

最初に挙げた一番の特徴と重複しますが、やはりこの「Xperia 1 ii」はデザインが良いです。

デザインの好みは個人差があるので万人におすすめできるポイントではありませんが、直近で発売された最新機種を含めてもトップクラスに格好良い端末ではないかと思います。

一時期の迷走していたXperiaには絶望しかけましたが、ここまで待っていてよかったです。

メリット2.Sonyが誇るカメラ性能とオーディオ性能を内蔵している

Sonyといえばカメラとオーディオが有名であることに異論はないでしょう。

カメラは大人気のαシリーズやCyber-shotがいまも爆発的に売れており、最新機種が出るたびに新たな機能や新技術が採用されています。

オーディオは今でこそ縮小気味の市場ですが、長い間ウォークマンを売り出してきた実績は疑いようがありません。再生機器自体がウォークマンからスマホに移行しつつある世間の流れを受けてか、以前に比べても確実にスマホのオーディオに力を入れているのが見て取れます。

この他にも、Sonyが開発してきた最先端技術が惜しむことなく採用されたスマホがXperiaシリーズなのです。

メリット3.コストパフォーマンスが異常

ぼくは今回ahamo版を購入しました。

ahamo版は新規/MNPで71500円、機種変更でも79200円という価格設定で、もともとの定価やSIMフリー版と比較してもかなり手頃な価格設定になっています。

次世代機である「Xperia 1 iii」が15万円超という高価格に設定されたことを考えると、その先代が約半額で購入できるというのはかなりお買い得ではないでしょうか?

どうしても最新機種がいい!という方でなければこの「Xperia 1 ii」がおすすめです。

デメリット1.スペックや価格が中途半端

まず大前提としてあと数ヶ月で次世代機である「Xperia 1 iii」が発売されます。現時点でわかっている情報では完全な上位互換機です。

新製品の安定性や価格差を考えたら単純比較できるものではありませんが、すでに少し古くなっている機種であることは疑いようがなく、次々に新製品が投入されるスマホ市場を考えると中途半端な印象が拭えません。

価格に関しても同様で、発売当初の価格設定やスペックから考えれば間違いなくお買い得ですが、メーカーやブランドに拘らなければ同様のスペックやもっと安い価格で購入できる端末も多数展開されており、あえてこの「Xperia 1 ii」を選ぶ必然性は低いように思います。

デメリット2.Sony製品特有のクセがある

前述したとおり、Sony製品やXperiaシリーズは明確なコンセプトが設定されています。

このコンセプトや製品のクセが上手くマッチするひとにとっては替えが効かないものなりますが、合わない人にとってはとことん合わない可能性が高いので、大きなデメリットのひとつとして無視できません。

「Xperia 1 ii」も例外ではなく、内蔵アプリやカメラ周りの設定などでSony特有のクセを感じます。

ぼくのようにSony製品やXperiaシリーズに慣れ親しんでいる人間には些細なことですが、新たに手を出そうと考えている方には注意していただきたいポイントです。

まとめ

XZ Premium並にヘビーユースしていきたい。

今回は久々にメインスマホを買い替えたよ!ということで「Xperia 1 ii」のレビューをしてみました。

やはりスマートフォンの進化は早いもので、3年以上経っての買い替えはスペックの違いに驚きますね。

まだまだ本来のスペックを引き出せるほど使い込めていないので、先代のXperia XZ Premiumに負けないように大事に使い込んでいきたいと思います。

まずはオプションの類をいくつか買って試してみたいですね。少し古い機種なのですでに終売になっている製品も多いようで少し残念ですが、まだ残っているものの中から良さそうなアイテムをピックアップしてみたいと思います。

半年くらい使ってみて、もう一度レビューできたらいいなと思います。

ありがとうございました。

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