【レビュー】PRAIRIE TRADITIONAL FACTORY 「Milano Series 名刺入れ」はイタリアンレザーの手触りが最高

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このご時世で人と会う機会が激減しまして、一年を通して名刺に触れることすらなかったので「名刺入れはしばらくいらないかな・・・」なんて思っていました。つい数日前までは。

たまたま通り掛かった近所のお店の閉店セールで何気なく覗いたワゴンに見慣れたロゴを見つけたんです。

気付いたときには名刺入れを購入していたんです。

・・・あるあるですよね?

手触り抜群な本革製の名刺入れを入手しました。

今回購入したのはPRAIRIE TRADITIONAL FACTORYの 「Milano Series 名刺入れ」です。

閉店セールで83%OFFくらいになっていて、これはもう買うしかない!ってことで即断即決しました。

外側は落ち着いた印象を与える深紅の牛革で覆われており、内側は高級感のある黒の牛革にモンフリーニ・ペラーミ社とPRAIRIE TRADITIONAL FACTORYの刻印がシルバーで刻まれたデザインとなっています。

モンフリーニ・ペラーミとは?

1898年にイタリアのミラノで創業された老舗タンナーで、様々なブランドがこのモンフリーニ・ペラーミ社製の牛革を採用しています。

レザーの本場イタリアで100年以上の歴史があるだけあって、そのレザーの品質の高さは疑いようがありませんし、今回購入した名刺入れを実際に触った感想としてもやはり革質の良さは抜群でした。

PRAIRIEとは?

PRAIRIEは以前の記事でレビューした「PRESSo」をdripと共に生産している老舗のレザーファクトリーです。

PRESSoを実際に使っている身として、縫製の緻密さや細部の作り込みに関して全幅の信頼を置いておりまして、今回購入した名刺入れについても一目見ただけでわかるクオリティの高さは健在です。

シンプルな構造で使いやすい名刺入れ

計4箇所のカード収納と1箇所の名刺収納スペースを備える。

構造としてはフラップ部分に計3つのカード収納があり、日常使いするメインのクレジットカードや銀行のキャッシュカード、身分証明書あたりは十分に持ち歩けます。

ブランドロゴが刻印された側には名刺収納が備わっていて、数十枚程度の名刺を持ち歩くのに十分なスペースが確保されています。

このスペースは広めに取られていてマチもあるので、薄型のコインケースを入れて使うこともできそうです。

こちら側にあるカード収納はおそらく受け取った名刺を保管するスペースとして設計されているのではないかと思いますが、副業用の名刺を収納しておくスペースとしても利用できますし、社員証や入館証のような出し入れが頻繁に発生するカードを収納しておいても良いと思います。

マットな質感と深い赤の色味が最高。

派手になりがちな赤ですが、落ち着いた色味なので大人っぽい印象。

シンプルな構造の名刺入れなので機能性の面で言えば特筆すべき点はないと言いますか、名刺入れに求める機能性としては必要十分すぎるので何も言うことがないのが正直なところです。

この名刺入れの魅力はやはり革質の良さにあると思っていて、ずっと触っていたくなるようなしっとり柔らかい感触と、派手になりすぎないマットで美しい色味の表情がたまらないんですよ。

写真や文章で伝えるのはなかなか難しいのですが、ぼくが所有している革小物の中でもトップクラスに魅力的な質感で、今後の経年変化が楽しみで仕方ありません。

名刺入れが不要になりつつある時代にどう使うか?

冒頭にも言いましたが、ぼくはここ一年で名刺を使っておらず、新しい名刺入れを必要とした状況ではありません。

もしまた名刺を持ち歩いてひとに会うことが多くなれば本来の使い方で活躍できるかもしれませんが、少なくとも今後一年や二年でそんな状況になるとは到底思えないので、この名刺入れには名刺入れを辞めていただこうと思っています。

具体的に言うと、この名刺入れを財布として使えないか試そうとしています。

というのも、ぼくがいまメインの財布として使っている「PRESSo」はほぼ名刺入れと同じ機能なんですよ。

コンパクトで使いやすく基本的に不満はないのですが、やはりキャッシュが必要になったときに弱点が露呈するのも否めません。

そもそもがキャッシュレスを前提とした設計なので弱点というのも可哀想ではありますが、現実問題としてまだまだ日本社会ではキャッシュが必要な場面が多いのも事実です。

このあたりのバランスをどこで取るかというのが今後の課題だと感じているので、ちょっとした実験として、「PRESSo」よりひとまわり大きい名刺入れを財布にできないか試してみようというわけです。

なにはともあれ質の良い革小物であることは間違いないので、いろいろ試しながら大事に育てていこうと思います。