【レビュー】drip「PRESSo」と「CHIP」はキャッシュレス時代の最適解

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キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo」

dripが提案する”キャッシュレス時代の理想の財布”こと「PRESSo」は、従来の財布とは一線を画すミニマムなサイズ感が魅力の本革製ミニウォレットです。

クラウドファンディングサイト『Makuake』で目標支援額の2380%を達成したプロジェクトで、商品化以前から非常に注目されていました。

1957年創業の革小物メーカー「PRAIRIE(プレリー)」が制作しており、製品としての品質も折り紙付きです。クラウドファンディング発の製品は品質に不安があることも多いですが、この「PRESSo」については全く問題ないと言い切れるでしょう。

これは実際に手にとってしばらく使ってみた実感としても間違いありません。

財布好き・革小物好きな人間として様々なプロダクトを手にしていますが、その中でも「PRESSo」の品質の高さは随一だと感じています。

内側には「PRAIRIE」の刻印が。

一点だけ注意していただきたいのですが、現在は使い勝手の向上を目的としたマイナーアップデートを経て、スナップボタンで閉じられる仕様に変更されています。

ぼくが愛用しているのは初期型のため、この記事に掲載されている写真と現在販売されている製品とでは一部仕様が異なりますのでご注意ください。

【2020年モデル】キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo」

必要なカードを必要なだけ持ち歩く。

財布の中に入れるカードを考えてみると、保険証、身分証、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカード・・・と、油断しているといつの間にか増えてしまっているということもしばしばあります。

従来の財布は10枚程度のカードポケットが備えられているのが一般的でしょうから、多少は増えても気にならないというのが実態ではないでしょうか?

「PRESSo」は最大6枚分のカードポケットしかありません。

この6枚という数が絶妙で、どうしたって必要なカードの選別をしなければ入り切らない数になっているのです。

色々な店で増えがちなポイントカードも滅多に使わないのなら持ち歩く必要はないですし、普段遣いしていない銀行口座のキャッシュカードも紛失リスクを考えたら持ち歩くべきではありません。

必要なカードだけを選別して必要最低限を持ち歩く。キャッシュレス時代のスタイルですね。

見た目のミニマルさを犠牲に使い勝手を向上させた。

前述した通り、現在の「PRESSo」はマイナーアップデートが行われた仕様になっています。

「PRESSo」は非常にミニマムでギリギリまで薄く制作されているため、カードや紙幣を入れていくとその厚みで財布が閉じられなくなるという問題がありました。

この問題は使い込んで革が馴染んでくるとぴったり閉じられるようになるので実害はほとんどないのですが、使い始めた当初は気になるひとが多いというのも理解できます。

初期型を愛用していて実際にこの問題を体感していて、確かに使い始めてしばらくはぴったり閉じられない状態でしたが、使い込んだら解消することもわかっていたので、個人的には全く気になりませんでした。

むしろアップデート版のスナップボタンを見て「改悪じゃないか?」という感想を抱いたのが正直なところ。

元々が非常に良いモノですから現在も変わらずおすすめの製品ではありますが、この一点によって「見た目のミニマルさ」という唯一無二の魅力が半減してしまったのは否めないと思います。

見た目のミニマルさと使い勝手のどちらを優先すべきか。悩ましい問題ですね。

マイクロウォレットの弱点を補完するミニマムなコインケース「CHIP」

必要最低限を追求したコインケース「CHIP」

「PRESSo」の相方的なイメージで販売されているのが、非常にミニマムなコインケースである「CHIP」です。

「PRESSo」にもコインが入るスペースは備わっていますが、あくまで緊急用なので使い勝手はよくありません。正直なところ、日常使いでは使い物にならないのではないかと思うほど最低限のスペースです。

キャッシュレス化が完全に済めば考えなくてよくなるのかもしれませんが、今のところは現金支払いを求められることも少なくないので、小銭の存在は無視できないものとなっています。

そこで活躍するのがこの「CHIP」です。

drip 最小の小銭入れ「CHIP」

緊急時にはスマートに助けてくれる。

キャッシュレス時代とはいえ、まだ過渡期にある日本では現金の出番も少なくありません。

「PRESSo」でキャッシュレスな生活を送っていると忘れがちですが、現金支払いをすると必ず出てくるのが硬貨のお釣りです。

基本がキャッシュレスなのでいざ現金支払いをしなきゃいけないとなると1万円とか1千円単位で払うことになるため、思った以上に大量の小銭を受け取ってしまうことも多々あります。

こういうときにちょうどいいケースがないと適当な袋を調達しなきゃいけないので、全くスマートじゃありません。

「CHIP」はバッグに常備しても邪魔にならないサイズなので、緊急時のコインケースとして非常に有能です。

絶妙なサイズ感が小物入れとしても有能なコインケース。

コインがぴったり入るサイズ感が魅力の「CHIP」ですが、常識に囚われなければその使いみちは無限大です。

大きすぎず小さすぎない珍しいサイズなので、SIMカードやSDカードのような紛失が怖いサイズの電子機器の収納にもちょうどいいですし、指輪やイヤリングのようなアクセサリーを一時収納するケースとしても有用です。

個人的にはダーツのティップケースにちょうどいいなと思いつつ、とりあえずは緊急時のコインケースとして使っていこうと思っています。

「整理整頓」と「取捨選択」を習慣に。

「PRESSo」と「CHIP」はキャッシュレス時代の最適解

「PRESSo」と「CHIP」を見ているとわかってくるかと思いますが、どちらも必要最低限を追求したプロダクトですから、余計なものや余分なものを収納するスペースはありません。

普通に買い物をするだけでもレシートを受け取りますし、現金しか使えない店に出くわした時にはお釣りを受け取ってしまいます。新しく行った店でポイントカードや会員証を受け取ることも多いでしょう。

「PRESSo」や「CHIP」を上手に使いこなしていくには、日々生まれてくるレシートや小銭のようなものを毎日しっかり整理整頓してあげなければなりませんし、取捨選択を習慣にしていかなければなりません。

整理整頓取捨選択を繰り返して、身の回りのモノを洗練させていきましょう。

【2020年モデル】キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo」
drip 最小の小銭入れ「CHIP」