新しいキーケースが欲しいなと思って探していたら、とても魅力的なアイテムに出会いました。
おしゃれでコンパクトなキーケース、見つけました。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で、2021年1月末まで実施されていたこのプロジェクト
DAYSARTの「小さいキーケース」のリターンが到着し、実際に使い始めて、約一週間が経ちました。
ほぼファーストインプレッションでの感想になってしまいますが、レビューしていきたいと思います。
プロジェクトは既に終了しています。商品化にご期待ください。
じゃらじゃらした鍵をまとめて収納できる新感覚な本革製の『小さいキーケース』
一般的にキーケースというと「三つ折りのカバーで鍵を包むタイプ」とか「L字ファスナーを開けると3〜5本くらい鍵を掛けられるタイプ」が想像しやすいかと思います。
実際にAmazonや楽天市場を眺めてみてもこんなタイプのキーケースがほとんどで、シンプルで格好良いものであればいくらでも見つけられますし、そういうモノを求めている方にはおすすめできるアイテムが多数あるのですが、デザインが個性的なモノや一目見ておしゃれさを感じるモノを探そうとするとなかなかみつかりません。
このタイプのキーケースは複数の鍵とカードをセットにして持ち歩くことを想定した設計のため、1〜2本の鍵だけを持ち歩きたい場合には無駄に大きくてかさ張ってしまうなんてデメリットもあります。
今回ご紹介するDAYSARTの「小さいキーケース」は、従来のキーケースにないようなデザイン性と、必要最低限のニーズを満たすギリギリのサイズ感を兼ね備えていて、他にないおしゃれで機能的なキーケースとなっています。
肉厚で上質なレザーの手触りが最大の魅力。
魅力的な革小物はレザーの質感が違います。
デザイン性や機能性も重要ですが、どんなに優れたデザインや機能性を備えていたとしても、レザーの質感が安っぽいアイテムは所有欲を満たしてはくれませんし、本革特有の育てる楽しみも半減してしまうでしょう。
その点、DAYSARTの「小さいキーケース」は、とても上質なレザーを使用しているように思います。
見た目の高級感もありますし、実際に触ってみてもしっとりとした上質な手触りになっていて、ずっと触っていたくなる質感に仕上がっています。まさに育てる楽しみを感じられる革小物と言えるでしょう。
大事な鍵をしっかりと包み込む安心感。
鍵の取り付けは金具を取り外す必要があるので少し手間ですが、ネジで固定するので鍵の脱落や紛失のリスクはかなり低いかと思います。鍵の取り付け自体は頻繁にやることではないので、多少の手間は気にするほどのことではありません。
鍵の取り付け作業は非常に簡単なので誰でも問題ないと思いますが、ネジが小さめなので工具の取り扱いに慣れていない方がやるとネジ穴を潰してしまう可能性があるかもしれません。
一度鍵を取り付けてしまえばその後はあまり気にすることなく使っていくことができますが、定期的にネジの増し締めをしてあげるとより安心して使っていけるかと思います。
構造的には鍵がしっかりと包まれていて他の荷物などにぶつからないようになっています。心理的な安心感が極めて高い仕様なので持ち歩いていてストレスがありません。
ぼくの場合は自宅の鍵しか持たないのであまり気になりませんが、自宅以外に職場や事務所の鍵を持っていたり、自動車や自転車の鍵も持っているような方にとっては、すべての鍵を動かないようにしっかりと包んで持ち歩けるのは大きなメリットでしょう。
かなり好印象なDAYSARTの「小さいキーケース」ですが、懸念点もあります。
これはデザイン性と構造上の都合で仕方ない部分ですが、鍵を取り出す度にスナップボタンを外さなければいけないのはどうしても手間に感じてしまいます。持ち歩く際に鍵がしっかり固定される点とのトレードオフといったところ。
マグネットなんかで簡単につけ外しできると更に良かった気がしますが、スナップボタンは使っているうちに渋さがなくなってくる部品なので、しばらく様子を見ながら使ってみようと思います。
ただし、スナップボタンの耐久性も少し心配なポイント。
しばらくは問題ないレベルの耐久性はあると思いますし、構造的には留め具にトラブルが起きても簡単に修理できそうなのでそれほど心配もありませんが、半年〜1年くらい使ってみてどうなるかは楽しみなところです。
手に馴染むサイズ感が良い。
使い始めて約一週間程度ですが、ぱっと手にとった際に手に馴染む感覚が素晴らしいと感じています。
手で握り込むのにちょうどよいサイズですし、形状も筒状に近いのでとても自然に掴める印象です。前述したレザーの質感の良さと相まって、非常に良い手触りなキーケースに仕上がっていると思います。
外にせり出した金具や筒状になった肉厚の革が印象的なので、見た目はそれほどコンパクトさを感じないかもしれませんが、実際に持ち歩いてみると、従来のキーケースと比べて約半分ほどのサイズ感で、ポケットに入れても邪魔になりません。
鍵を取り出したときにも通常時とあまり変わらないサイズで、取り回しのしやすさを活かしてスマートに振る舞うことができます。
従来のキーケースは鍵を取り出す時にカバーを展開する形なので、無駄に幅をとってしまったり、がちゃがちゃと鍵が動いてしまったりしますが、DAYSARTの「小さいキーケース」は必要な鍵だけを取り出す形なので全く問題ありません。
本体の金具と同素材のカラビナでフィット感アップ。
今回のクラウドファンディングでは本体とは別に複数のオプションがありました。
選択したのは本体に使用されている金具と同素材で真円状のカラビナです。最も本体とのバランスがいいと予想してこのオプションを選択しましたが、実際に届いたものを本体に付けてみるとやはり予想通りの統一感でした。
このカラビナを追加することにより、キーケースをキーホルダー的にバッグに取り付けたり、ボトムスのベルトループにぶら下げたりできるようになるので、使い勝手が向上するかと思います。
鍵の収納本数は減ってしまいますが、カラビナをキーケース内に収納することもできるので、使わないときに邪魔にならない点もかなり良い構造です。
思わぬ利点は、カラビナに人差し指を通す形でキーケースを握り込むとめちゃくちゃフィットすること。
キーケースをずっと手に握っている状況はあまり考えられないので実用的な利点ではないかもしれませんが、ぱっと手にとって握りしめた時にとてもフィットするので使っていて非常に気持ちが良いです。
毎日持ち歩くタイプの小物なので、ふとした瞬間に気持ちよさを感じられるのは大きな利点でしょうね。
身の回りのアイテムが充実してきました。
一目惚れに近い形で購入したキーケースでしたが、いまのところ非常に満足なクオリティになっています。
同じDAYSARTの「小さい財布」と組み合わせて使用していて、どちらも従来の財布やキーケースとは比べ物にならないほどコンパクトなので、普段遣いの貴重品をかなりミニマムにまとめることができたと思います。
持ち物がコンパクトになると気分的にも身軽になるので、引きこもり体質なぼくでも外にでかけるハードルが下がったのを感じています。特に財布やキーケースのような毎日使うアイテムをお気に入りのモノで揃えると、毎日ふとした瞬間に気分が上がることがあるので非常におすすめ。
本革製など、素材が高価なアイテムは最初に多少コストがかかりますが、かなり長期的なスパンで育てながら使っていくことができるので、結果的にはかなりコスパの良い買い物であることも少なくありません。
自分のお気に入りを見つけるのは簡単ではありませんが、普段使いの小物にはぜひこだわってみて欲しいと思います。