無印良品「ABS樹脂 最後の1mmまで書けるシャープペン 0.5mm」
今回取り上げるのは、ABS樹脂の黒くシンプルな外観と芯を最後の1mmまで使い切れるという機能が魅力のシャープペンです。無印良品から発売されており、定価は税込590円です。
こちらペンはこちらの記事で大人買いした中で最も気に入った一本で、見た目だけでなく機能性まで優れている点が素晴らしいと思っています。
こんなひとにおすすめ!
・安くて質感が良いシャープペンを使いたいひと ・太軸ペンでガシガシ筆記したいひと ・シャープペンの芯を無駄なく使い切りたいエコなひと
第一印象だけでなく、じっくりと使ってみて感じた点も含めてレビューしていきますので、参考になれば幸いです。
樹脂製とは思えない高級感のある外観
無印文房具ならではのロゴや装飾のないミニマルなデザインと、樹脂製ながらブラックマット仕上げの外観によって、定価590円とは思えない高級感があるように感じます。
黒という色は潰れた印象を与えるため、価格以上に高い質感に見せる効果がある色ですが、安っぽいテカリや手触りの悪さは誤魔化せません。
こちらのプロダクトは、見た目だけでなく、マットな質感や手触りにおいても抜かり無く、しっかりとした品質の高さが感じられる仕上がりになっています。
ただ、あくまでも樹脂製なので、薄い傷が付きやすい点は少し注意が必要かもしれません。
ちなみにぼくのペンは使用回数が10回にも満たない段階でも既に薄い傷が無数についてしまいました。が、コスパの良さもこのシャープペンの長所なので、ある程度の傷は許容してガシガシ使っていこうと思います。
木軸や金属軸のように傷がいい味になってくれたらいいのですが・・・難しいでしょうね。
最後の1mmまで書ける機能の代償
製品名にもある通り、こちらのシャープペンは芯が最後の1mmになるまで書ける機構が内蔵されています。
この機能は無駄がなくて素晴らしいのですが、おそらくこの機能を実現するためにペン先が収納されない仕様になっており、不意に触れてしまって怪我をしてしまったり、ペン先が破損してしまうリスクが高いように感じます。
ペン先が収納できないシャープペンは少なくないのでこの製品に限った話ではないといえばそうかも知れませんが、個人的な感想として、このペンにおいてはペン先が収納されない点がかなり気になってしまいました。
慣れたら気にならなくなるかもしれないのでしばらく使ってみます。
ノック部分のガタつきが気になる・・・。
先ほどのペン先は気にし過ぎかなとも思うので許容範囲だったんですが、このガタつきに関しては正直に行って許容範囲外でした。
このペンは、筆記中などのペン本体を動かしている際、ノック部分が激しくガタつく構造になっています。
ペンを握っている手には微妙な振動が伝わってきますし、アルミ部分がこすれる細かい音も絶え間なく聞こえてくるため、どちらもとても気になってしまいます。
太軸で握り心地がよく、長時間でもガシガシ書けるペンですが、この振動や音によって集中が阻害されてしまう点は否めません。
まとめ
いくつか悪い点を指摘しましたが、590円で買えるシャープペンとして考えればかなりコスパの高い製品だと感じます。
無印文房具は総じてクオリティの高い製品が揃っていますが、その中でも特に優れた外観と機能性を備える、使っていて非常に気持ちが良いペンだと言えます。
有名ブランドの文房具はデザイン性や機能性が優れているケースが多々ありますが、コストパフォーマンスという観点において無印文房具の右に出るものはいないと言っても過言ではないほど、無印良品の文房具は優れたコストパフォーマンスを発揮しています。
ブランド文房具のような所有感は得られないかもしれませんが、実用品としての完成度の高さや使用体験の良さに関して言えば甲乙つけがたいレベルに達しているのではないでしょうか?